天竜川流砂促進事業

「佐久間ダム堆砂現場見学会」なるものに参加した。
牧之原市の海岸では、海岸侵食によるウミガメ産卵環境の悪化が懸念されている。
牧之原市の海岸の砂浜は、天竜川水系の土砂で形成されている事は、専門家の間でも周知の事実である。
だからと言って「ダムを壊せ」とは簡単にゆかない。
ダムというものも、利水面や治水面、あるいは電力供給という意味で、大きな役割を果たしてきたし、現在でも
そうなのである。
という事で、ウミガメの産卵環境を大きく左右する砂の供給源である天竜川のダム視察に参加したのである。
主催は天竜川漁業共同組合である。
この漁協は天竜川水系のアユ、マス・・等の魚漁で生計を立ててきた人達であり、ダム建設により、おおきな影響を受けてきた人達であり、現在でもダムの存在意義は認めつつ、改善を要請しているのである。
今回の視察は、ウミガメボランティアや環境ボランティアを始め、漁業者、釣り人、学生等様々な方々が約70名ほど
集まり、小型バス3台での視察となった。
天竜川流域は、中央構造線の直下に位置している為、流れ出る土砂の60%は、砂ではなく、シルトと呼ばれる粘土質の粒子の細かい土なのである。
これは、構造線の東西からプレートがぶつかって、その圧力により、岩が粉々に砕けた結果のものである。
ダムが無ければ、これら土砂は大雨時には、一気に海に押しだされていたものが、ダム建設により、ダム内部に溜まるようになった。
砂の部分は浚渫して、骨材として販売されるが、シルトはそうも行かない。
一気に出せば下流部への環境被害ははかりしれないので、少しづつ排出しているが、この少しずつも問題がある。
シルトは非常に粒子が細かく、一旦濁った河川は、押し出す力が弱いと、濁りがなかなかとれない。
この濁りは、アユのエラに詰まり、アユを窒息死に導くという。
また、コケを育む川床の石の上を覆い、アユのエサとなる苔を育めない。
なかなか難しい問題であるが、我々下流部に住む者も、勉強しなければならない。
山・川・海・・は一体となって、我々に自然の恵みを与え続けているからである。

秋葉発電所から排出される濁った水と本流の水の合流点
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佐久間湖の砂の浚渫現場・・この砂は骨材として売られてゆく
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佐久間湖上流部に堆積したシルト
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豊根村大嵐駅舎の中の掲示・・クマが出るらしい!
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出た!クマ!・・久保田昭久君・・頭脳明晰・独身・候補者募集中!
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堆積したシルトの上を視察(渡辺さん、植松さん)
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中央構造線のむき出しになっている場所を見学
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電源開発(株)佐久間周波数変換所 所長さんより話を聞く!
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